大町の皆様へ

2021/09/18

現在私達が全く経験したことのない大変な事態に直面しておりますが、皆様如何にお過ごしでしょうか。
お見舞い申し上げます。
ご存知の通り令和2年の1月頃より新型コロナウイルスが発生し、感染者がまたたく間に世界中に拡がり、日本もその例外ではありませんでした。 不要不急の人は外出禁止、マスク・手洗いの励行、そして社会活動や経済活動が制限されて自粛の生活を余儀なくさせられ、大変ご苦労させられたことと存じます。
そのような状況下に於いて神社庁の指導もあり令和2年と3年の2年間「大町まつり」も開催することが出来なくなってしまいました。 止むを得ない事とはいえ、ほんとうに残念な気持ちでいっぱいです。
「大町まつり」は昭和40年に自治会を中心として、神社、商店会、みこし青年部他、公私共に各団体が参加して立ち上げたと聞いております。

(1) 大町の人々の絆を深める
(2) 伝統文化を守り発展させて行く
(3) 将来ある子供達の情操に寄与すること

を主な目的として発足したと承知しております。

現在は設立から半世紀以上活動して来ましたが、その間だんだんと組織として整備されて来ており、これからという矢先の出来ごとでありました。

令和3年の7月が過ぎた今の関心事は、来年は開催出来るのかという皆様の心の思いに移っております。
私の耳には色々な声が聞えて来ます、感染症は簡単には終息しないから無理であるという人と、逆に0になることはないがワクチン効果でかなり感染者が減少するから出来るという人々も多数あります。
さりとて、3年も実施出来ないと人心は離れてしまうかもしれない、大切な絆もゆるんでしまうと考えてしまいます、何はともあれ感染者が大巾に減少する事が必須条件と思います。

令和4年の初めには国産ワクチンがいよいよ出廻るというニュースが伝って来ています。大いに期待しています。
私にとって「大町まつり」の自粛が、マイナスばかりではなかったことに気付きました。皆様の声を色々と聞けて、50年以上の歴史の重み、すなわち人々の心の中にしっかりと根付いており、「人々に膾炙(かいしゃ)」生きている事業であるとの確信を持つことが出来たことです。本当にありがたいことと思っております。

最後になりますが、大町の皆様令和4年の「大町まつり」には希望を持って再開を目指そうではありませんか。
そして鎌倉最古の「厄除けさん」といわれている八雲神社に皆様と共にお祈りをささげ、 期して待ちたいと思います。

令和三年七月吉日
鎌倉大町まつり実行委員長

山田 勝久

PageTop